「MUSA」自主上映までの道程−皆さんと共に by スーさん

「MUSA」自主上映までの道程 ― 皆さんと共に  by スーさん

2006.5.27.
全てはこの日から始まりました・・・。

その日は私の大好きな映画俳優「チョン・ウソン」さんの新作映画“Daisy”の公開初日。
同じくウソンさんが大好きなお仲間と一緒に朝一番から劇場に並んでおりました。
スクリーンの中で動くウソンさんを観て気持はドキドキ♪
そんな、普通の映画鑑賞だったのです。

映画が終わり時間のある皆さんとランチをする事になり、楽しい時間が始まりました。
実は前日、お仲間の1人から「私の頭の中の消しゴム」と「トンケの蒼い空」(共にウソンさん主演)の映画が三軒茶屋の中央劇場さんで2本立上映されるという話を聞いていましたので、「一緒に行かれる方いらっしゃいます?」と言う話もそのランチの席でしていたのです。

本当に軽い気持での会話でした。
その傍らでは「MUSA−武士−」というウソンさんの映画の話をされており、未見の方は「劇場で観たぁ〜い♪」鑑賞されていた方は「もう一度、スクリーンで逢いたいわ♪」
そこでもたわいも無い話で盛り上がっておりました。
ウソンさんが好きな私達の中で「ヨソル落ち」と言うような造語があるくらい、「MUSA―武士−」は特別な作品なのです。
最近の劇場上映は一年ほど前にあったのみ。余計に劇場再上映を願っていたものです。
そこでの皆さんの話は(どこかで上映されないかなぁ〜?)位の気持だったと思います・・・。

1人を除いて・・・。

そして皆さんと楽しい時間を過ごし、2本立ての映画を観るために中央劇場さんまで向かいました。
生憎と時間の折り合いが付かず一本の鑑賞で帰宅しましたが、一週間の時間がありますのでゆっくり鑑賞しようと家路に着いたのです。
家に帰り、皆さんに今日の楽しい時間の御礼と、「トンケの蒼い空」の鑑賞感想とランチの時に頼まれた事(中央劇場さんで「MUSA」の上映が頼めるかしら?)の報告を書込みにALLIANCEに行きました。
その時点では、「MUSA−武士−」の『上映』のお願いだったのです。

しかし、翌日の7時52分。
それは「館主のかたとのコンタクト、よろしくお願いいたします。」との連絡から始まりました。
私が劇場との交渉役をサイト管理人さんから仰せつかりましたのは、ただ単に住まいが近く仕事の関係で少々の時間の自由があることでした♪


ここからインタビュー形式でお伝えします。

Q.まず、「MUSA上映」に向けて最初にしたことは?
A.劇場にご挨拶に伺いました。
木村支配人のお話では、上映は全て館主の山本さんが決定すること、劇場には余り居ないことなどざっと大まかな劇場の状態などをお聞きしました。
私はウソンさんの映画人としての素晴らしさ、MUSA上映がファンサイトの悲願であること等お話しました所、山本さんに今日の話をつないで下さるとの事でその日は劇場をでました。


Q.劇場との最初の折衝時の印象は?
A.5月29日に山本館長さんより始めて連絡をいただき、31日の早朝に劇場で館長さんにお会いしました。
ご自身は自転車に乗って、とても温和な感じを受けました。
MUSAを見ていないとの事でしたのでMUSA,ラブ、そのほか2本ウソン作品をお渡しし、MUSA上映にご尽力戴きたい旨、お話をさせていただきました♪
館主さんが私の小学校の先輩と判り、暖かく穏やかに昔のお話などをなさり、「ではこれを見てからと連絡をします。」との事でした。
印象は窓口の後の小部屋にはパソコンもなく、こちらも昔そのまま、館主さんも気さくなおじさま、感触としては60%OKでした。


Q.提示条件に関して思ったことは?
A.翌日の夜(6月1日)やっとご本人に連絡がつき
劇場側は私共の真意、熱意と行動力を口先だけではなく示して欲しい、
「ファンだから必ず行くと言っても1日2,3人チョボチョボ来られるのでは困る、どの位の動員ができますか?」山本館主さんは、「400名以上、サイトで動員出来ますか?」と仰いました。

(400名!!!!)
その数字を聞いたときはミッション インポッシブル、頭の中は真っ白状態が本音でした。 
すぐサイトの皆様を暗算し、サイトで40人2回ずつ行っても80人です!
サイトで極力動員を駆ける旨お伝えして電話を切りました
そしてその夜は400名が何処から来たものか寝ずに考えました。
劇場が提示している400名の数字は決してこのMUSA上映で儲けてやろうと言うものではありません。

経験から打ち出されたこれだけは劇場維持に必要な金額と客数だろうと思われます。
そしてお頼みする映画が話題作や最近作の場合はこのような提示はなさらないと思います。

上映日数7日で400名は1日で58名、2本立て1日3クールで1回あたり19名となり、天井の高い2階席も含め262席に1回あたり19名の観客をお願いしますとの山本館長さんのお願いです。

Q.劇場側との交渉はどう進みましたか?
A. 途中の経過は200名近い賛同の時点で一回連絡を入れ、こちらの本気がお分かりいただけたようでMUSAはすでに手配済みと明るいお声でした。
2回目は6月4日の早朝に連絡をいれ、少々さばを読んだ数字(苦笑)の300名を超えた旨お伝えした所、「MUSAはもう7月1日〜7日に決めました。」とあっさり電話の主はおっしゃいました。
劇場側との交渉は400名と連絡先の不在を除けば、問題はありませんでした。


Q.交渉を任されて辛かった事、しんどかった事は何ですか?
A. 携帯を教えてくださらず早朝、夜9時過ぎに事務所、ご自宅への電話は不在も多く、もう一箇所の件でサイト管理人さんが急いでおりましたので大変でした。
まわりのガードが固く本人に辿りつかないこと。
そしてサイトの皆様にお願いする金額が高過ぎるという事です。
寄付、プレゼント等善意の集金と課された緊急を要する目標額の集金とは全く違う事に対しての個人の理解度の違いです。皆様の夢が“〜〜は縁の切れ目”にならない様心配をしました。


Q.上映が決まるまでの時間はどう過ぎてゆきましたか?
A.賛同をいただける方々がお一人でも多く!!と思って過ごしました。
15,6番で止まるようでしたらこの計画は没と考え、目標は28−33番でした。
残額はサイト管理人さんと折半と決めていました。


Q.上映決定の連絡を受けたとき最初に思ったことは何ですか?
A. 悩める私とサイト管理人さんでしたが、山本館長さんは最初から心に決めていらっしゃり、私たちの真意を踏み絵のように400名の数字で試されました。「もう決まっています。」の言葉に(あぁ〜良かった!皆さんの夢が叶った!!)と・・・。
  
Q.上映決定後最初にしたことは?
. 皆さんに殆どキャーキャー言いながら押しかけ連絡(笑)しました!
  サイト管理人さんへは「すぐ皆様におしらせを〜!!」とお願いいたしました。


Q.「MUSA上映」と言う大きな活動を経験して感じた事は?
A. 一つの大きな夢を叶えるには努力、忍耐、決してブレない信念、少しの財力、ベストオブオール“個人は集合体の為にある”とゆうことです。

Q.最後に仰りたい事と感想をお願いします。
A. サイト管理人さん、働くサイトの新人訓練有難うございます(笑)。
そして暖かいご支援も♪(誰?老人訓練でしょ?なんて言っているのは・・・。笑)
皆様、信じて下さり有難う。


おまけ. 
Q もし、もう一度、映画上映の為の運動をお願いされたら?(笑)
A. 請われればウソンさんの為だったら何でもします!!