MUSA自主上映に向けて

昨年の今頃、東京調布市でのイベントで上映されて以来、「MUSA」の上映は途絶えております。
サイトでは折々に皆様から各地劇場にリクエストを出していただきましたが、叶っておりません。

そこで、2006年6月「私の頭の中の消しゴム」「トンケの蒼い空」を上映してくださった世田谷三軒茶屋中央劇場様にお願いしたところ、一週間400人の入場が見込めるなら上映してもよいとのお返事をいただきました。

この劇場の事情に関してはスーさんのお書き込みがございますのでご紹介いたします。

劇場が提示している400名の数字は決してこのMUSA上映で儲けてやろうと言うものではありません♪
経験から打ち出されたこれだけは劇場維持に必要な金額と客数だろうと思われます♪
そしてお頼みする映画が話題作や最近作の場合はこのような提示はなさらないと思います♪

上映日数7日で400名は1日で58名、2本立て1日3クールで1回あたり19名となり、天井の高い2階席も含め262席に1回あたり19名の観客をお願いしますとの山本館長のお願いです♪

昨日は木いちごさんと2回目の2時〜6時に「トンケの蒼い空」と「頭の中の消しゴム」に参りましたが、観客数夫々30名弱と15名弱、最近の話題作の消しゴムでさえ15名です。
30名と15名を平均すると22名となり、提示された400名の1クールあたり19名と現実の昨日の観客数が殆ど一致をいたします♪

皆様、広い劇場に貸切状態の僅かの20人が中央劇場の現実及び提示された数字でございます♪
ガラガラの劇場で映画を鑑賞しながらウンチャンの演技にも涙しましたが、山本館主のこの劇場の灯を決して消さない、燈し続けるとゆう強い映画人としての意思とガッツに感激を致しました♪

素人の私でさえ1クール20名の観客数で沢山のアルバイト(営業時間が長い)、支配人、映写技師、館主の給料、電気等の維持費、フィルムのレンタル料、ポスターパンフの印刷代等の支払いをすると残りの金額は吹けば飛んでしまうティシューぺーパーの様に薄い利益と想像する事が容易です♪


上映をお願いしている劇場は2006年6月8日号週間文春に写真がございます。
グラビア撮影に使われるほど趣のある劇場です。



木いちごさんが全体を撮ってくださいました。





よっしぃ〜さんの感想をいただきました。

「トンケ」「消しゴム」最終日の今日、中央劇場さんまで行って参りました。
本当に扉を開け中に入ったとたん日常と隔離されるような気がしました。
レトロだけれど隅々まで綺麗にお掃除が行き届いており、(ここは映画を観るところ。)という、静かで大人の雰囲気が・・・。

映画2本を続けて観たらお尻が痛くなってしまったのはご愛嬌としますが、初回上映の「トンケ」では10人ほど。
「消しゴム」では20人ほどの入りでした。
(この人数だと目標には達していないのですが・・・。)

観にいらしている方達は1人で来られている方が多いようで、じっくり映画を観ていらっしゃいました。
もちろんエンドロール中に席を立つ方はいらっしゃいません。

斜め前に座られた50台後半の女性は2本の映画を観終わり、場内が明るくなったとたん(すっく)と立たれ劇場を後にされました。
(映画を観に来た)と言うのが良く分かりました。
きっと、そんな方たちがこの劇場を支えているのでしょうね。

帰り際、受付にいらした女性がニッコリ微笑んで「ありがとうございました。」と仰った時、現実の扉を開け日常へ戻った私でした。